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一般的には眼圧（眼の圧力）が上昇する病気と思われていますが、眼の圧力に負けて徐々に視神経が傷み、視野が欠損し視力が落ちてくることが緑内障の本体です。初期には自覚症状がほとんどないために、気づいたときには病状がかなり悪くなっている、ということがしばしば見られます。一度傷んでしまった視神経は元に戻すことができないので、緑内障の治療は、眼圧を下げて視神経の傷みを進ませないことが大切なこととなります。通常は点眼治療のみで経過を見ることができますが、点眼治療のみで眼圧が十分下がらない場合には、手術によって眼圧を下げる必要があります。また、特に日本においては眼圧が正常であっても緑内障になってしまうことが多いと判っており、眼圧だけでなく、視力・視野検査や眼底検査を行って、総合的に緑内障の診断・治療を行います。40歳以上が緑内障年齢ですので、40歳になったら自覚症状がなくても年に１回眼科でチェックを受けることで緑内障を早期発見し、生涯にわたって視力を維持することができます。